絶望の先に見えたものは?『CUBE(1997)』ネタバレあり

洋画

どうも、もりこと申します。

今回は、1997年に公開されました、『CUBE』という作品のレビューを投稿したいと思います。

実はですね、この作品。今年の10月に日本版でリメイクされるんですよ!

出演者は菅田将暉さん、杏さん、岡田将生さん、吉田綱太郎さん、田代輝さんと、超人気俳優さんばかり。田代輝さんは子役ですね。この作品を通して一気に有名になっていくのでしょうか。

以下、公式サイトです。

映画『CUBE』公式サイト | 2021年10月22日(金)全国公開 (shochiku.co.jp)

というわけで、早速レビューをしていきたいと思います。この映画、面白い…。

おすすめ度:4.0
ドキドキ度:3.0

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この記事を書いた人

20代主婦。教育大学保育専修を卒業後、幼稚園教諭の仕事を4年間勤め、結婚と引越しを機に退職。
その後、こども園でパート保育士として勤める。

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映画『CUBE』あらすじ

 目が覚めると、そこは見覚えのない部屋だった。
緊張した面持ちで部屋の上下左右にそれぞれある扉から1部屋選び、新たな場所へと移るがその直後、突如として現れた機械により体がバラバラになってしまった。
 場面が変わり、別の人物が目を覚ますとそこは同じく謎の部屋。そこにはもう一人知らない人物が倒れている。すると続々とその部屋に数人の見知らぬ人物が集まり、この部屋や置かれている状況について話を進めていく。全員で協力してこの部屋から脱出しようと試みるが…。

 要約すると、

様々なトラップを回避して部屋から脱出しよーう!という話です。

たすけてーーーー!!!

映画『CUBE』登場人物

クエンティン 演 – モーリス・ディーン・ウィント

 警察官。肉体派の黒人男性。職業柄、率先して周囲の状況を把握し行動する。

ハロウェイ 演 – ニッキー・グァダーニ 

 精神科の女性医師。感情的な発言もあるが、弱者的立場の人を守ろうとする愛情をもっている。

レブン 演 – ニコール・デ・ボア

 数学を専攻する女子大生。CUBEから脱出するための方法を模索する。

 有名作品の1つに『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』『デッド・ゾーン』1~6シリーズで出演歴がある。

レン 演 – ウェイン・ロブソン 

 7つの刑務所から脱獄した経歴をもつ初老の男性。トラップのある部屋を靴を使用して探る。

 無気力な男性。醸し出す雰囲気にクエンティンに怪しまれる。

 有名作品の1つに『猿の惑星: 創世記』で出演歴がある。俳優、映画監督、脚本家。

カザン 演 – アンドリュー・ミラー

 途中から脱出メンバーに加わる青年。障がいを持っており、周囲の状況に上手く適応することが困難なため、メンバーの足を引っ張ってしまう。ハロウェイに見守られている。

映画『CUBE』感想(ネタバレあり)

 サイコスリラー的なジャンルでしょうか。

冒頭から『選択をミスると死ぬ』という恐怖を植え付けられてしまいます。

最初は白い部屋ですが、それから赤・青・緑等様々な色の部屋が選択でき、人間の心理を利用した作りになっています。

『みなさんは赤い部屋に入りたいと思いますか?』←暑そー。

『じゃあ青い部屋は?』←寒そー。

『それなら白い部屋に留まりますか?』←頭おかしくなりそー。

冒頭で死んだ男はうすだいだい色(ペールオレンジ、肌色)の部屋へ移動しました。

たしかにその色ならまだマシに思えますよね。

でも悲しいことに、その男、細切れにされちゃうんですよ。(映画版バイオハザードを思い出します)

そんな部屋ごとの色ですが、当然色で死ぬか死なないかが分かるわけでもなく、何か規則性があるということに登場人物たちが気付くんです。あの天才のおかげで。

脱出の手がかり、規則性とは

 登場人物の中に、レブンという女子大生が出てきます。

彼女は最初、怯えていて何も出来ない人物のように感じますが、クエンティンとの会話から自分の得意分野である数学を武器に、脱出方法を探り始めるようになります。

「なんで気付かなかったんだろ。これは素数よ!」

部屋と部屋の間にある通路には、数字が書かれています(253 867 924みたいな)。

その数字に素数が含まれていれば、目の前の部屋にはトラップが仕掛けられているということに気が付きます。

まって…

素数ってなんだっけ。

ということで、大ばか者の私は調べてちゃんと理解しなおしてきました(笑)

理解したところでふと思ったことは、

パッと見てすぐ3桁の数字3つが素数かどうか判断できるレブンすごくない!?

まさに天才なんですねー。そんな人がメンバーに含まれているのは幸運でしかありませんね。

精神破壊が進むにつれて

 この作品はただ怖い、スリル、絶望感を味わうだけではないです。

ちゃんと休息のシーンもありました

閉塞的な空間、部屋の色、今がいつで何時なのかも分からない、食料もない、いつ死ぬか分からない、本当に脱出できるのか、監視されているかもしれない…など。

様々な不安要素を抱えながら、さらには見知らぬ人間と行動を共にするため心情が大きく揺れやすくなります。

人間は1人では生きていけないと言われていますが、信用のならない人間と閉塞的な空間で共にすることもまた、厳しいものです。

つまり何が言いたいかというと、

精神破壊の過程が見られる作品であるということです。

特に分かりやすいのがクエンティンですね。あと、ハロウェイも。

ここからは大きなネタバレですが、

クエンティンは最初、警察官として自分の職務を全うするように、このおかしな状況を脱するため自分が率先して動こうとします。

状況を整理して会話を進めていこうとしたり、自分の過去を話して雰囲気を落ち着かせようとしたり。

私自身、クエンティンがみんなのヒーロー的な存在であると思っていました。

ですが、徐々におかしくなっていくんですね。クエンティンだけでなく全員が。

ワースを疑ったり、カザンを置いていくと発言したり、ハロウェイを殴ったり。

どんどん言動が激しくなり、周りのメンバーはクエンティンに対して恐怖を覚えます。

ついにはハロウェイを事故とみせかけて殺害したり…。

もう本当にどうしようもないクズ精神が出てしまっていますね。

最初は頼りになると思っていたのに。残念です。

ですが精神破壊の過程が見られる様子は、この作品の1つの見せ場ではないでしょうか。

人間は精神を破壊されるとどのような行動をするのか。

この作品を見れば、よく分かると思います。

私たちはこんな状況に置かれることはないと思いますが、自然災害で部屋に閉じ込められてしまったら、もしかしたら同じように精神が破壊されていくのでしょうか。

いつでも外に出て、自由に動ける今の環境には本当に感謝ですね

音を立てたら死ぬ、緊迫する状況にヒヤヒヤが止まらない

音を立てちゃダメなシーン

この作品の見せ場として1番じゃないかというのがここ。

音を立てると金属の鋭いものが部屋中から出てくるシーン。

普通ならこの部屋は通りませんが、音を立てなければ通り抜けられる構造のため、状況的に仕方なくメンバーが果敢に挑戦していきます。

下の部屋に降りるため、できるだけ歩く音を立てない為に”うんてい”の動きでお猿さんみたいに壁を移動するんですよ。

ここで一番足を引っ張ってしまうのが、障がいをもつカザン。

状況を認知して適した行動を取ることが難しい為、メンバーをドキドキさせてしまいます。

いきなり大声を出してしまう様子が見られるので、最初はクエンティンも置いていこうとしていました。

そこをハロウェイが諭し、カザンも行動を共にすることになります。

私はこのシーンでドキドキし過ぎて、手で顔を隠しながら観てました。

こういうドキドキシーンって、すごいですよね。一気に集中しちゃいますから。

私だったら”うんてい”の動き苦手なのですぐ落ちて死にますね。

ラスト、光の先は…

 ついにレブンが部屋の謎に気が付きます。

素数ではなく、因数がトラップに関係していること、かつ、部屋は動いていることも判明。

レブンでは因数を瞬時に計算することが出来ないが、そこでまさかのカザンの天才的な力のおかげで因数を瞬時に理解することができると知る。

そして、橋のように動いて外へと通じる部屋が1つあるらしく、その部屋を目指して生き残ったメンバー(クエンティン、レブン、ワース、カザン)は動く。

しかし途中で、危険行為を繰り返すクエンティンを罠にはめ、離脱させようと謀る。

最後の部屋までたどり着くことができ、あとは脱出というところで…。

「やった!やっと出れる!」

はい、嫌な予感が。

そうです。もたもたするんです。

私なら速攻で部屋を出るところなんですが。

脱出系あるあるで、最後もたもたする人間が現れるんですよ。

それが、ワース。彼はこのCUBEの設計に関わった人物であるため、外に出ても自分自身に希望はないと考えます。

すると後を追いかけてきたクエンティンのせいでレブンがやられます。Oh no…

ワースもやられます。←クエンティン無駄に強いんですよねー。底力を見せるってやつですか。

カザンが外に出ようとするのをクエンティンが引き止めますが、それをさらに引き止めるワース。

ついにはこの部屋が動き、通路から中途半端に出ていたクエンティンは、無残な姿に。ひぇ~。

カザンはCUBEの外に出ることができました。

結局、カザンだけが生き残ったようですね。

ん。でもなんか違和感ありませんか。

外、白過ぎません?

あと、ワースが言っていた最後の言葉は、

『俺は悪い奴だから生きている資格はない』

と捉えるべきか。

どうせここから出ても本当に出られたことにはならない

と捉えられるんじゃないか。

観る側としては、こういう考察も出来てしまうんですよね。

外に出たと思ったら、次のCUBEが待ち受けていた的な。

まあそこが、ラストにちゃんと安心できるシーン(外の風景、カザンの表情等)を描かない作品の面白いところなんです。

ちゃんと視聴者に考察させる最後の一味を残しておくんですね。さすがです。

純粋なカザンには脱出成功ということにさせてあげたいですけどね。

まとめ

 非常に面白い作品でした。満足です。

古い作品ではあるものの、シンプルな内容で分かりやすいことや、緊張感、人間の心理描写等を丁寧に表現されているため、昔の作品だからとバカにはできませんね。すごく面白かったです。

実はこの作品、続編もあるみたいなので、楽しみです!

CUBEは誰によって、なぜ作られたのか、色々と謎が残るので、そのあたりも解明していってくれたら嬉しいですね。

日本版の『CUBE』も2021年10月22日(金)全国公開ということらしいので、こちらもチェックしていきたいと思います!

菅田くんの役はどういう役どころなんでしょうね。岡田君は恐らくワース役。杏は多分レブン役かな…?菅田くんがクエンティンの役なら無理ー。辛くて見ていられない…。

映画『CUBE』公式サイト | 2021年10月22日(金)全国公開 (shochiku.co.jp)

そういえば題名にあるCUBEは、名前の通りこのおかしな建物の名称ではあるのですが、

CUBEの構造は、

  • 一辺が132メートルの立方体。
  • 26×26×26の部屋があり、つまりは1万7576個の部屋数

らしいんですけど。

私ならそれ知った瞬間絶望過ぎてその場から動けませんね。

とにかくレブンとカザンがいれば生き残れそうだけど。

『CUBE』に興味を持った方は、是非ご視聴ください。

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